ピアノベイビー
ホイバッハについて調べていたらピアノベイビーという単語が出てきて最初はなにそれ?でした。
ピアノベイビーで検索しても出てくるのはTVドラマの音楽♪ばかり、そこでpiano baby doll で検索したわけです。中1レベルの英語が役に立つ(笑)
そうすると画像がたくさん出てきて、なるほどこれがピアノベイビーか、と。さらにhistoryを検索しますとこんなページに行き着いて
https://www.worldpianonews.com/event/what-is-a-piano-baby/
ありがたいことに自動で翻訳してくれます(^^)
19 世紀の終わりには、ピアノはあなたの誇りであり喜びでした。ほこりが入らないように、ショールや大きな素材で楽器を覆っていました。そして、この布カバーを所定の位置に保持するために、大きな磁器の赤ちゃんが使用されました. 奇妙ですが、本当です。
中略
動物や花瓶ではなく、赤ちゃんがこのアプリケーションの最適な人物と見なされたのはなぜですか? まったくわかりません。誰か光を当てることができますか?
なぜ赤ちゃんか?私なりに考えてみました。
“重し”ですから一番重要なのは「安定」つまり重心が低く底面積が広いものでなければなりません。極端な話、煉瓦を寝かせておいてもいいわけですね(笑)
まず花瓶は排除してもいいと思います。安定が悪いから。次に動物ですが、犬とか猫が座ったり横たわっている形などは重しとしてはいいと思います。個人的には猫が好きかも。赤ちゃんは寝るか座るかなので安定性はあります。そしてたぶん犬猫よりも表情が豊かで変化に富んだポーズがとれることがつくり手にとっては魅力的だったんじゃないかと思います。つくり手が感じる魅力をわたしたちも人形から感じとれるので今でもピアノベイビーは人気があるのだと思います。
さて前置きが長くなりました。
ホイバッハのピアノベイビーを模して日本で作られたピアノベイビーです。これらは米国向けの輸出品でしたので里帰りしてきたものです。
これらは実際にピアノベイビーとしての本来の役目を果たしたのか甚だ疑問です。というのも“小さい”からです(^^ゞ 10cmくらいしかないんです。中は空洞なのでそれほど重くもないし・・
次の2体は里帰り品ではなく国内のデッドストックと思われます。こちらは20cm以上の大きさがありますが、磁器ではないような(^^ゞ 半磁器?大きさのわりに軽いんですよね。ピアノのカバーを保持する重しにはちょっと頼りない気もしますが、置物としてはとても魅力的です。
赤ちゃんのこのむにゅとした手足、たまりません(^^)